オペラニュース

「後宮からの逃走」音楽レクチャー大好評のうちに終了!

後宮からの逃走「音楽レクチャー」が去る9月11日(日) 日本生命日比谷ビル7階大会議室において開催されました。後宮関連イベント

~100名を超えるお客様がご参加くださいました。

 

 出演:加羽沢美濃(作曲家)⇒公式HP 

   川瀬賢太郎(指揮者)⇒公式HP 

※レクチャーの内容を簡単にレポートします。カバサワ1

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オペラ「後宮からの逃走」音楽の特徴・聴きどころを以下2点を切り口として解説

「調性」   トルコ音楽の影響

  1. 調性によって音楽の色合いは全く異なる。

まずは、「後宮からの逃走」の調性である「ハ長調」について、実際に他の曲例を挙げつつ、「ハ長調」の曲が表現する色合いについて2人が実際ご来場のお客様にも意見も聞きながらトークを進めました。

・ハ長調の曲例 

モーツァルト きらきら星変奏曲    ピアノソナタK545 1楽章

ベートーヴェン 交響曲第5番 第4楽章 

ワーグナー 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲

R.シュトラウス 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」

メンデルスゾーン 「結婚行進曲」 

- 純白のイメージ?

そして実際に「後宮からの逃走」のなかで「ハ長調」で書かれたアリアを紹介

 2幕 コンスタンツェのアリア   

2.トルコ音楽の影響

トルコ風を演出する楽器としてオペラで多く登場するのは

  シンバル、トライアングル、バスドラム(大太鼓)、ピッコロ

トルコ風の特有のリズムパターンが使われた曲例は

モーツァルト ピアノソナタK331 第3楽章「トルコ行進曲」

ベートーヴェン 交響曲第9番 第4楽章

※ 実際「後宮からの逃走」のなかで特徴的に使われているのは  1幕の合唱 

3. 特徴的に使われているもうひとつの調性は「イ長調」。

    • 代表的な曲例として以下を紹介

    ショパン 前奏曲op.28 第7番

    ベートーヴェン 交響曲第7番 第1楽章

      - 秘めたる思い、しつこさ?

   「後宮からの逃走」のなかでは、

 1幕 ベルモンテのアリア

 2幕 ブロンデのアリア (ブロンデの性格を良く表す)

4.オペラ・ブッファ 

※「後宮からの逃走」のなかで特徴的な曲は 2幕 ブロンデとオスミンの二重唱

                 3幕 ペドリッロのロマンツェ

 

★川瀬賢太郎マエストロの飾らない人柄と、鋭い音楽的感性・洞察力を、NHK「ららら♪クラシック」他で活躍中の作曲家加羽沢美濃さんが見事に引き出されて、オペラ「後宮からの逃走」の音楽的な特徴と聴きどころとてもわかりやすく紹介されました。参加者からも大好評をいただきました。

「トルコ音楽の特徴」を解説するコーナーでは、加羽沢さんのピアノとマエストロのトライアングルの実演セッションもあり、大いに盛り上がりました。

休憩時間にはマエストロが公演で使用するオペラの楽譜を特別に参加の皆様に公開

多くの書き込み・付箋のついた楽譜はマエストロの今公演への並々ならぬ意気込みが如実に感じられました。

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オペラ「後宮からの逃走」  次回の関連企画は・・

「ドラマトゥルク・レクチャー」

 9月24日(土) 14時~  会場:日本生命日比谷ビル7階大会議室

 パネリスト:田尾下哲(演出) 庭山由佳(ドラマトゥルク) 

 ゲスト  :宍戸開(セリム役) 

 ◆ オペラ「後宮から逃走」 

公演は11月11日(金)18:30開演 12日(土)14:00開演 13日(日)14:00開演

公演情報・チケット購入は ⇒ コチラ

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